キッチンカーでドリンクメニューを取り入れると、売上と利益の両方を効率よく伸ばせます。
実際に私自身、唐揚げキッチンカーでドリンクをセット販売することで客単価を1,000円以上に引き上げ、月商250万円を安定して達成しました。ドリンク単体の原価率は10〜20%台と非常に優秀で、うまく使えばキッチンカー事業全体の収益を底上げする武器になります。
ただし、「ドリンクさえあれば稼げる」は誤解です。特にコーヒー単体での開業は出店場所の確保がほぼできず、多くの方が最初の壁でつまずきます。
この記事では、10年の現場経験をもとに「本当に稼げるドリンクメニューの選び方」と「やってはいけない組み合わせ」を具体的に解説します。

監修者 池田 拓矢
キッチンカーの窓口代表。1990年生まれ。2015年4月にキッチンカーで全国営業を開始し、月250万の売上を上げるまでに飛躍。キッチンカー業者として働いた経験と、苦戦から脱却できたノウハウを活かし、業界に足りていない仕組みを補い業者に寄り添った仲介会社になるべく、2018年9月にキッチンカーの窓口を始動。詳しいプロフィールはこちら

監修者 池田 拓矢
キッチンカーの窓口代表。1990年生まれ。2015年4月にキッチンカーで全国営業を開始し、月250万の売上を上げるまでに飛躍。キッチンカー業者として働いた経験と、苦戦から脱却できたノウハウを活かし、業界に足りていない仕組みを補い業者に寄り添った仲介会社になるべく、2018年9月にキッチンカーの窓口を始動。詳しいプロフィールはこちら
キッチンカーでドリンクメニューを販売する3つの理由

ドリンクメニューの販売は、キッチンカーでのビジネスにおいて大きな魅力を持っています。その理由は3つあります。
- 原価率が低い
- オペレーションコストが低い
- 客単価を上げられる
これらの理由から、キッチンカーでのドリンクメニュー販売は、ビジネスの成功に大いに寄与します。詳しく見ていきましょう。
原価率が低い
キッチンカーでドリンクメニューを導入する最大の理由の一つは、その原価率の低さです。一般的なフードの平均原価率が約30%である中、ドリンクは約10%とされ、これはお店の利益向上に直結します。
原価率とは「売上に対する原価の比率」であり、一般的に飲食店においては30%が望ましい目安とされています。しかし、ドリンクの場合、その原価率を10%〜20%程度に抑えられるのです。
コーラを1杯300円で販売すると仮定すると、2Lのコーラをスーパーで200円ほどで仕入れるだけで、かなり高い利益率を作ることができます。400mlのカップに氷を入れて提供する場合、実際に注ぐコーラは約250ml。つまり、2Lでちょうど8杯分を作れる計算です。
8杯販売すると売上は合計2,400円になります。一方で、原価としてかかるのはコーラ代の200円とカップやストロー、氷などの副資材で1杯あたり14〜16円ほどかかるため、8杯分では約112〜128円。この副資材分を加えても、総原価はわずか312〜328円に収まります。
最終的に手元に残る粗利は、約2,080〜2,088円。
利益率にするとおよそ86%にもなり、ドリンク販売がキッチンカー運営において“安定した利益源”とされる理由がよくわかります。少ない仕入れで高い利益率を生み出せるため、メインメニューと組み合わせることで、全体の売上と利益を押し上げる強力な武器になります。
つまり、ドリンクメニューをたくさん販売することで、効率よく利益を上げることができるのです。
オペレーションコストが低い
キッチンカーでドリンクメニューを販売する理由の一つとして、オペレーションコストの低さが挙げられます。飲食店におけるオペレーションコストは、スタッフの作業や動きの工数を指します。これは、お店を運営する上で必要なコストの一部です。
ここで注目すべきなのは、ドリンクメニューがフードメニューに比べて作りやすく、提供する手間がかからないという点です。
例えば、コーヒーを1杯作る場合、必要な作業は、コーヒー豆を挽いて、お湯を注ぐだけですが、ハンバーガーを1個作る場合に必要な作業は、材料を準備して調理して、盛り付けるなどの工程が必要です。
また、ドリンクメニューは、フードメニューに比べて提供する手間がかかりません。そのため、ドリンクメニューを提供する際にも、フードメニューを提供するよりも少ないスタッフの作業や動きで済みます。
このように、ドリンクメニューはフードメニューよりも作るのが簡単で、提供する手間もかからないため、オペレーションコストを抑えられます。
客単価を上げられる
キッチンカーで利益を出すためには、売上を上げるだけでなく、客単価を上げることも重要です。客単価とは、1人あたりの注文総額のことを指します。
例えば、100円のドーナツを販売した場合、毎回1人1つのドーナツしか買わなければ、客単価は100円です。もし1人あたりドーナツ2個と200円のドリンク1つが毎回売れた場合、客単価は400円となり、単純計算で売上は4倍になります。
このように、ドリンクをセット販売することで客単価を上げることが可能です。また、注文しやすいサイドメニューを充実させたり、フードとコーヒーをセット料金にするといった方法も効果的です。これらの戦略を用いることで、キッチンカーでのドリンクメニューの販売は、効率的に利益を上げることができます。
キッチンカーにおすすめのドリンクメニュー7選

キッチンカーにおすすめのドリンクメニューを7つご紹介します。
- コーヒー
- 紅茶
- ビール
- カクテル
- ソフトドリンク
- フルーツジュース
- タピオカなど流行りのドリンク
これらのドリンクメニューをキッチンカーに導入することで、多様な好みやニーズに対応し、お客様に楽しい飲み物のひと時を提供できます。
それぞれのドリンクメニューについて詳しく見ていきましょう。
コーヒー
キッチンカーでのドリンクメニューとして、コーヒーは非常におすすめです。季節や年代を問わず人気があり、特にオフィス街での販売では大変人気があります。コーヒーは定番の飲み物であり、ドリップ用の器具を使えば人の手をほとんどかけずに準備ができ、提供スピードも問題ありません。
豆の種類や焙煎方法にこだわることで、単価を上げることが可能です。また、カフェオレやカフェモカなどのメニューを増やしたり、サイズをS・M・Lと種類を増やすことで、さらに単価を上げることができます。一般的に、コーヒーの原価率は10〜15%と言われており、キッチンカーで扱うメニューの中でもかなり低い部類に入ります。
コーヒー単体でキッチンカーを始めることをお勧めしない理由
コーヒーは原価率10〜15%と優秀なメニューですが、コーヒー単体での開業には大きな落とし穴があります。
最大の問題は出店場所の確保がほぼできないことです。イベント主催者が求めるのは「来場者の食事ニーズを満たしてくれるキッチンカー」です。コーヒーだけでは食事需要に応えられないと判断され、出店選考で落ちることがほとんどです。ランチ出店でも同様で、コーヒーだけのキッチンカーに場所を貸してくれるオフィス・施設は非常に限られています。
解決策はシンプル。フードメニューをセットにすること。
コーヒーはあくまで「客単価を上げるサブメニュー」として位置づけるのが正解です。
具体的な組み合わせ例
| メインフード | コーヒーとのセット単価 | 客単価の目安 |
|---|---|---|
| クレープ(700〜800円) | +コーヒー400円 | 1,100〜1,200円 |
| サンドイッチ(600〜700円) | +コーヒー400円 | 1,000〜1,100円 |
| パンケーキ(800〜900円) | +コーヒー400円 | 1,200〜1,300円 |
客単価1,200円で1日50人に販売すれば1日6万円、月20日出店で月商120万円の計算になります。コーヒーへのこだわりを活かしながら、フードで出店機会と売上規模を確保するのが現実的な戦略です。
詳しくはこちらの動画でも解説しています。
なお、キッチンカーの開業までのステップについて詳しくは【入手方法別】キッチンカーの価格相場はいくら?必要な費用も含めて紹介をご覧ください。
紅茶
紅茶は、コーヒーの苦みが苦手な方にも好まれるドリンクです。アールグレイやダージリンなどのクラシックな紅茶から、フレーバーティーやハーブティーまで、紅茶の種類は豊富です。
キッチンカーで紅茶を提供する際には、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
万人受けするメジャーな紅茶を準備する
コーヒーの苦みが苦手な方や、紅茶を初めて飲む方にも好まれる、アールグレイやダージリンといったメジャーな紅茶を準備しましょう。これらの紅茶は、香りがよく、渋みや苦みが少なく、飲みやすいのが特徴です。
ホットもアイスも提供できるようにする
紅茶は、ホットでもアイスでも美味しく飲めます。ホットとアイスの両方を提供できるようにすることで、季節に左右されにくくなります。
特別な紅茶も準備する
一部のお客様は、一般的な紅茶よりも特別な紅茶を求めているかもしれません。例えば、チャイ、ルイボス、ハーブティーなど、独特の風味と健康効果を持つ紅茶をメニューに加えると、他のキッチンカーと差別化できます。
また、キッチンカーでお茶類を提供する場合には、お湯が必要になります。コーヒーに使用するエスプレッソマシンからお湯だけ出る場合には、新たな機材を購入する必要はありません。ただし、エスプレッソマシンの性能によっては、お湯の温度や量が安定しない場合があります。その場合は、専用のお湯沸かし器を用意することをおすすめします。
ビール
ビールはお祭りやフェスなどのイベントで非常に人気があります。ビールを片手におつまみを買う人も多く、ビールの需要は高いです。
最近はキッチンカーを利用したバーも増えてきています。開放的な外でお酒を飲みたいという需要も高く、固定客もつきやすいです。ビールは1杯あたりの単価も高く、また、1人あたり2〜3杯は飲む人が多いため、売上を伸ばしやすいです。
これらの理由から、ビールはキッチンカーで提供するドリンクメニューにおいて重要な位置を占めています。
アルコールの販売方法や許可については「キッチンカーで販売するための営業許可とは?取得費用から流れまで解説」をご覧ください。
カクテル
カクテルは女性に人気で、おしゃれな雰囲気を楽しめるメニューです。ノンアルコールカクテルの提供も加えることで、より広い層のお客様に対応できます。
以下は、キッチンカーでカクテルを提供する際のおすすめメニューです。
女性向けのカクテル
シャーリータンプルやフルーティーなモヒートなど、女性に人気のあるカクテルを多数用意しましょう。見た目や味わいに工夫を凝らすことが重要です。
ノンアルコールカクテル
アルコールが苦手な方や運転手のお客様向けに、ノンアルコールバージョンも提供すると喜ばれます。フルーツジュースやシロップ、ソーダを使用したカクテルなどが選択肢として考えられます。
シーズンやイベントに合わせたカクテル
季節やイベントに応じて限定メニューを用意すると、お客様に新しい発見を提供できます。例えば、夏にはトロピカルなカクテル、冬にはスパイシーな味わいのものがおすすめです。
SNS映えするカクテル
カクテルの見栄えにも工夫を凝らしましょう。例えば、特製のフルーツや飾りを添えて、見た目にも楽しい一杯を提供することで、お客様がSNSに写真投稿するなどして売上に貢献します。
ソフトドリンク
ソフトドリンクは、キッチンカーのドリンクメニューにおいて重要な位置を占めています。その理由は3つあります。
・作業工程が少ない
ソフトドリンクは、コーヒーや紅茶などの温かいドリンクに比べて、作業工程が少なく、提供までの時間が短いため、効率的に販売することが可能です。そのため、キッチンカーの運営にかかる労力を抑えることができます。
・減価率が低い
ソフトドリンクは、一般的に原価が低く、保存も容易なため、減価率が低いです。そのため、廃棄による損失を抑えることができます。
・客単価のアップ
ソフトドリンクをメニューに加えることで、客単価をアップすることも可能です。例えば、食事メニューとソフトドリンクをセットにしたり、特別なフレーバーのソフトドリンクを高価格で提供したりすることが考えられます。
フルーツジュース
フルーツジュースはキッチンカーで人気のメニューです。以下にその理由をいくつか挙げてみましょう。
・時間帯問わず人気
フルーツジュースは、朝食やランチ、カフェタイムなど、どの時間帯でも売れるのが魅力です。これは、フルーツジュースが健康的で、さまざまな味のバリエーションがあるためです。
・提供スピードとオペレーションの簡易さ
フルーツジュースは、生絞りでもスムージーでも、比較的提供スピードが速いのが特徴です。そのため、行列ができていても、すぐにお客様に提供することができます。また、保存用の冷蔵庫・冷凍庫とミキサーがあれば、比較的簡単に販売することができます。
・初期費用の抑制
保存用の冷蔵庫・冷凍庫とミキサーがあれば、フルーツジュースの提供を始めることができます。これにより、初期費用を抑えることができます。
タピオカなど流行りのドリンク
流行っているドリンクを取り扱うことで、キッチンカーで大きく稼げます。タピオカドリンクやスムージーなどの流行りのドリンクは、特に若者を中心に人気です。これらのドリンクをメニューに加えることで、新たな客層を引きつけることができます。
流行りのドリンクは、一般的に高価格で販売されることが多いため、利益率が高いです。上手く流行りに乗ることができれば、大きな利益を得られます。
ただし、流行りのドリンクは一時的なものであることが多く、ピークを過ぎると需要が急速に減少する可能性があるので、ご注意ください。
キッチンカーでドリンクメニューを販売するのに必要な機材

キッチンカーでドリンクメニューを提供するためには、適切な機材が必要です。
- 【冷たいドリンク】冷蔵庫・冷凍庫
- 【温かいドリンク】湯沸かし器・コーヒーメーカーなど
- 【フルーツジュースなど】ミキサーなど
次の項目で各種ドリンクの提供に必要な主な機材を詳しくご紹介します。
【冷たいドリンク】冷蔵庫・冷凍庫
冷たいドリンクをキッチンカーで提供する際には、冷蔵庫と冷凍庫が不可欠です。冷たい飲み物を品質良く保ち、快適な温度で提供できるようになります。しかし、製氷機の搭載が難しい場合は、外部から製氷を調達して冷凍庫に保管する方法も一つの解決策です。
特に、製氷機のサイズはキッチンカーのサイズによって制約が生じることがあります。もしキッチンカーに搭載できない場合は、別途氷を調達する工夫が必要です。外部で氷を製造するか、市販の氷を購入して冷凍庫にストックしておくと良いでしょう。
また、キッチンカーの冷蔵庫のサイズも制限されています。ドリンクメニューの種類や量は慎重に考慮する必要があります。キッチンカーの収納スペースに合わせて効率的なメニュー構成を検討することが重要です。
【温かいドリンク】湯沸かし器・コーヒーメーカーなど
温かいドリンクを販売するためには、湯沸かし器やコーヒーメーカーなど以下の機材が必要です。
・コーヒーメーカー
おいしいコーヒーを提供するためには、コーヒーメーカーが必要です。こだわりのあるお店では、ハンドドリップでの抽出が基本になるかもしれませんが、スピードを重視するなら、本格的なコーヒーを素早く作れるコーヒーメーカーも選択肢の一つです。
・湯沸かし器
ハンドドリップコーヒーや紅茶を提供するためには、湯沸かし器が必要です。これにより、適切な温度のお湯を提供し、おいしいドリンクを作ることができます。
・パウダー式とカフェポッド式の選択
コーヒーメーカーには、豆を挽いてから抽出する「パウダー式」と、豆のカプセルを使って抽出する「カフェポッド式」があります。これらの選択は、効率や電源事情などを総合的に考慮して行うと良いです。
【フルーツジュースなど】ミキサーなど
フルーツジュースやスムージーを提供するためには、以下の機材が必要です。
・冷蔵庫
ジュースとして使用するフルーツや野菜、ドリンクなどを保管するために必要です。
・冷凍庫/クーラーボックス
氷を冷凍して保管するために必要です。これにより、冷たいドリンクを提供することができます。
・ミキサーまたはジューサー
カットした野菜や果物をミキサーまたはジューサーにかけてスムージーにします。これにより、新鮮なフルーツジュースを提供することができます。
・その他の機材
包丁、まな板など、食材を処理するための基本的な調理器具も必要です。
ドリンク販売を始めるための機材費用の目安
ドリンクメニューの種類によって、必要な機材と費用は大きく変わります。以下に、代表的なパターンの概算をまとめます。
| ドリンクの種類 | 主な必要機材 | 機材費用の目安 |
|---|---|---|
| ソフトドリンク・缶・ペットボトル | 冷蔵庫のみ | 5〜15万円 |
| コーヒー・紅茶 | コーヒーメーカー+湯沸かし器 | 10〜30万円 |
| スムージー・フルーツジュース | 冷蔵庫+ミキサー | 15〜25万円 |
| タピオカ・本格ドリンク | 専用機器一式 | 30〜60万円 |
※これはドリンク専用機材の費用のみです。キッチンカー本体の製作費(軽トラで250〜300万円前後)とは別にかかります。
また、水タンクの容量によって販売できるメニューの組み合わせが決まるため、ドリンクとフードのセット販売を最初から想定している場合は、製作段階から80L以上のタンクを組み込む設計が必要です。後から変更すると追加費用が発生するため、製作前に決めておくことをお勧めします。
「自分のメニュー構成だと機材は何が必要?」「水タンクは何Lにすればいい?」そんな疑問は、セミナー内の質疑応答で直接聞けます。参加無料です。

キッチンカーでアルコールのドリンクメニューを販売するには?

キッチンカーでアルコールのドリンクメニューを販売するには以下の点を考慮する必要があります。
- 開栓するかカップに移して提供する
- 深夜に提供する場合は別の許可が必要
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
開栓するかカップに移して提供する
キッチンカーでビールやクラフトビール、ワインなどアルコールを提供する際には、開栓して直接提供するか、適切なカップに移して提供しましょう。キッチンカーでアルコールを販売する際は、開栓した状態で提供することが法律上の条件となります。これは、未開封のアルコール飲料の販売は、酒税法により認められていないためです。
開栓したアルコールの販売は、「飲食店営業許可」の範囲内であれば問題なく行うことができます。つまり、キッチンカーでのアルコール販売に必要なのは、「酒類販売業免許」ではなく「飲食店営業許可」です。
なお、キッチンカーの営業許可について詳しくはキッチンカーで販売するための営業許可とは?取得費用から流れまで解説をご覧ください。
深夜に提供する場合は別の許可が必要
キッチンカーでアルコールを販売する場合、深夜0時から午前5時までの時間帯に販売する場合は、酒類販売業免許に加えて、「深夜酒類提供飲食店営業」の届出が必要です。
「深夜酒類提供飲食店営業」は、深夜にアルコールを提供する飲食店に対して、警察が定めた基準を満たすかどうかを審査し、認める制度です。
メインメニューがフードである場合、深夜酒類提供飲食店営業の許可が必要ない場合もあります。これは、飲食店としての営業を行うための規制です。判断が難しい場合は、地元の警察に問い合わせることをおすすめします。
キッチンカーでドリンクメニューを決めるときの水タンク容量は?

キッチンカーでドリンクメニューを提供する際には、水タンクの容量が重要な要素となります。
- セット販売するには80L以上が必要
- 調理工程が2つ以上の場合も80L以上が必要
適切な水タンクの容量を確保することで、スムーズにドリンクメニューを提供することができます。詳しく見ていきましょう。
なお、水タンクの選び方について詳しくはキッチンカーの排水はどこに捨てればいい?給排水タンクの選び方や手入れの方法も解説をご覧ください。
セット販売するには80L以上が必要
40Lの水タンクを積載したキッチンカーでは、単一品目(一つのメニュー)のみの販売が可能です。一つのメニューに必要な水の量が限られているためです。
食べ物とドリンクを一緒に販売する場合、つまりセット販売を行う場合は、水タンクの容量は80L以上が必要となります。複数のメニューを提供するためには、それぞれのメニューに必要な水の量を確保する必要があるためです。
調理工程が2つ以上の場合も80L以上が必要
キッチンカーで複数の調理工程を必要とするドリンクメニューを提供するためには、適切な水タンクの容量が必要となります。
単一工程の販売
40Lの水タンクを積載したキッチンカーでは、単一工程(一つの調理工程)のみの販売が可能です。これは、一つの調理工程に必要な水の量が限られているためです。
例えば、コーヒーを淹れる工程で必要な水の量は約100mlです。そのため、40Lの水タンクがあれば、約400杯のコーヒーを淹れることができます。
複数工程の販売
2工程以上の調理工程を必要とするドリンク、例えばカフェオレを提供する場合は、水タンクの容量は80L以上が必要となります。複数の調理工程を行うためには、それぞれの工程に必要な水の量を確保する必要があるためです。
例えば、コーヒーを淹れる工程で約100ml、牛乳を温める工程で約200ml、ミルクを泡立てる工程で約100mlの水が必要だとすると、1杯のカフェオレを作るのに約400mlの水が必要となります。
3工程以上の販売
3工程以上の調理工程を必要とするドリンク、例えばホイップクリームをトッピングしたカフェオレを提供する場合は、200Lの水タンクの積載が必要です。
例えば、上記のカフェオレにホイップクリームをトッピングする場合、ホイップクリームを作る工程で約100mlの水が必要となります。1杯のカフェオレを作るのに約500mlの水が必要です。
実際にドリンクが完成するまでの工程数がいくつになるかは、保健所によって解釈が異なる可能性があります。そのため、事前に営業予定の地域を管轄する保健所への確認が必要です。
まとめ

キッチンカーでドリンクメニューを取り入れる最大のメリットは、原価率の低さにあります。フードの平均原価率が30%前後であるのに対し、ドリンクは10〜20%台と非常に優秀です。
ただし、ドリンク単体での開業は出店場所の確保という点で大きなリスクがあります。コーヒーをはじめとするドリンクは、フードのサブメニューとして位置づけることで本来の強みを最大限に発揮できます。
また、機材の選定や水タンクの容量は製作段階で決まるため、「後から変更」が難しい部分でもあります。開業前にしっかりと設計しておくことが、長期的な収益の安定につながります。
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ドリンクメニューは原価率10%台と非常に優秀ですが、「何と組み合わせるか」「どう出店場所を確保するか」で月商がまったく変わります。
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