神奈川県で、看護師として働きながら副業でおむすびのキッチンカーを営む大中さん。2024年6月に開業し、有給休暇も使って出店回数を増やしましたが、月商は40万円前後。休みもなく体もつらく、「やめたい」と思うほどでした。
キッチンカーの窓口で半年間のコンサルティングを受けてからは、出店回数を以前の半分ほどに減らしながら、以前より多くの売上を上げられるようになりました。2025年11月には、初めて月商80万円を超えています。
この記事では、副業で時間が限られる大中さんが、どうやって少ない出店で売上を伸ばしたのかを、インタビュー動画と代表の解説をもとに紹介します。
| メニュー | おむすび、豚汁とのセット |
|---|---|
| メインエリア | 神奈川県 |
| 働き方 | 看護師との副業(土日中心に出店) |
| 開業 | 2024年6月 |
| ご利用サービス | 経営コンサルティング(開業済みの事業者向け・半年間) |
| コンサルティング前の月商 | 約40万円前後 |
| コンサルティング後の月商 | 80万円超(2025年11月、初) |
| 月収の目安 | 約28万円(利益率35%で試算) |
| 出店回数 | 以前の約半分 |
コンサルティングを受ける前の状況
大中さんは看護師の仕事をしながら、おむすびのキッチンカーを始めました。目標は月商50万円。有給休暇も使って出店を重ねましたが、1回の出店で売上が1万円に届かない日も多く、月商は良くても40万円前後でした。
どうやって出店先を探せばいいのか、そのイベントに自分の商品が合っているのかもわからないまま出店していました。周りのキッチンカーは売れているのに、自分だけ売れないという日も少なくありませんでした。
休みもないし、どういうふうにして出店先を探すのかもよくわからなかったし、不安しかなかったです、本当に。
朝早く出て、帰ってきたら片付け、そして翌日の仕込み。体もつらく、「やめたい」と思ったこともあったそうです。1年目は無事に迎えられたものの、2年目を迎えられるかどうかがとても不安でした。
コンサルティングを申し込んだ理由
大中さんは、キッチンカーの窓口のメールマガジンに登録して読んでいました。「このままで大丈夫なのか」という不安から、少人数のオンラインセミナーに参加し、その後の個別面談でコンサルティングを申し込んでいます。
「がむしゃらにやればいい」と思っていたのが、話を聞いてそうではないと気づき、もっと詳しく教えてもらえれば自分も変われるかもしれないと思ったそうです。最初は「コンサルって本当に大丈夫かな」という気持ちも半分ありましたが、まずは半年受けてみようと決めました。
コンサルティングで変えたこと
1. 売上が見込めるイベントを選んで応募する
最初に出した宿題は、「売上10万円以上が見込めるイベントに20件申し込んでください」というものでした。それまでの大中さんは、手当たり次第に応募していました。宿題をきっかけに、どのイベントなら売上が立つのかを自分で選ぶようになり、日程が重ならないように応募することも意識しました。
副業の大中さんは、出店できる回数に限りがあります。だからこそ、回数ではなく1回あたりの売上を上げることが大切でした。
2. 選ぶ側に向けたPR文
行きたいイベントの多くに落選していた大中さんですが、自分のお店のPR文を一緒に考えるなかで、何を書くべきか、どう表現すべきかがわかるようになりました。今では自分で書き直して提出できるようになり、大きなスポーツイベントにも出店できるようになっています。
3. こだわりが伝わる見せ方に戻す
以前、先輩から「メニューは遠くから見えるようにしたほうがいい」と教わり、メニューばかりを大きく車に貼っていました。すると、お客様から「おむすびがこんなに高いなんて」と言われることが増えていました。
コンサルティングでは、こだわりの食材を伝える垂れ幕を元に戻すようお伝えしました。物価もお米も高くなっていることは、お客様もわかっています。そのうえでこだわりの食材を使っていることが伝わるようになり、通りすがりの人が立ち止まって買ってくれることがかなり増えました。
4. セットメニューを作る
おむすびに加えてサブメニューを試し、豚汁とおむすびのセットを少し割引して販売したところ、よく売れるようになりました。ほかのキッチンカーで何が売れているかを観察するようにもなっています。
成果:出店回数は半分、売上は倍に
| 時期 | 月商 |
|---|---|
| コンサルティング前 | 約40万円前後 |
| 2025年8月 | 60万円超 |
| 2025年11月 | 80万円超(初) |
出店回数は以前の半分ほどに減ったのに、売上は以前を上回るようになりました。2025年11月には初めて月商80万円を超えています。利益率35%で試算すると、月収は約28万円です。閑散期と言われる12月と1月も、出店は月8回ほどながら売上が伸びています。
大中さんの言葉
コンサルを受ける前の半分の回数で、前以上の売上が上がるようになりました。
自分が今まで固執していた考え方が壊されたみたいなところもあって、十分すぎる投資だったと思います。
最初はちょっと高いかなとは思ったんですけど、半年間やってみて倍以上の結果が出たので、十分回収できたのかなと思います。
代表の解説(キッチンカーの窓口 池田拓矢)
キッチンカーは、始める前は楽しそうに見えても、実際にはとても体力を使う仕事です。夏場はコンクリートの上で体感40°Cを超えることもあります。それでも、売上がついてくれば、つらさを超えてやりがいになります。大中さんの場合は、本業もしながらたくさん出店し、ほとんど休みがないのに成果が出ていない、という一番苦しい状態からのスタートでした。
一番変わったのは、考え方です。軽トラ1台でも、1人で営業していても、キッチンカーのオーナーは経営者です。会社員の感覚のままだと、なかなか挑戦ができません。大中さんは、出店先を選ぶ、見せ方を変える、新しいメニューを試すといった挑戦ができるようになり、それが売上につながりました。
タペストリーやメニュー表は、写真や文字の色・大きさがばらばらだと、遠くから見たときと近くで選ぶときで印象が変わり、お客様が迷ってしまいます。最初にそこを整理したことも効果がありました。これはキッチンカーに限らず、実店舗でも同じです。
副業でキッチンカーを続けている方へ
- 出店回数を増やすことより、1回あたりの売上が見込める出店先を選べているか
- 応募のPR文は、主催者や手配会社に向けて書けているか
- メニュー表や垂れ幕で、商品のこだわりや価格の理由が伝わっているか
- セットメニューなどで、お客様1人あたりの単価を上げる工夫をしているか
インタビュー動画
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