キッチンカーにかかる費用の考え方|300万~500万円の内訳をすべて公開

「キッチンカー開業って、結局いくらかかるんですか?」

これは、弊社へのご相談でも最も多い質問のひとつです。ネット上には「100万円で開業できる」「1,000万円かかる」など幅のある情報があふれていて、どれが本当なのかわかりにくいのが実情です。

この記事では、キッチンカー開業に必要な費用を項目ごとに分解し、総額の目安と資金計画の考え方をお伝えします。

開業に必要な資金の全体像

結論からお伝えすると、キッチンカー開業に必要な初期費用は300万〜500万円程度が一般的です。

主な内訳は次の通りです。

・車体代(軽トラ:250万〜300万円、中型車:350万〜450万円)
・機材代(フライヤー、冷蔵庫、コンロなど。車体代に含まれることが多い)
・営業許可証取得費用(食品衛生責任者の講習料+保健所申請費用で数万円)
・自動車保険、PL保険の初年度費用
・駐車場契約費用(キッチンカーの保管場所)
・食材の初期仕入れ費用
・タペストリー、看板、ポップなど販促物の製作費

これらを合計すると、最低でも300万円程度、設備や車体にこだわると500万円を超えることもあります。

忘れてはいけない「運転資金」

初期費用と同じくらい重要なのが、運転資金です。

開業直後は売上が安定しません。最初の12ヶ月は赤字を覚悟しておくべきで、半年以内にプラマイゼロに持っていければ上出来、というのがリアルな感覚です。

この苦しい時期を乗り越えるために、最低でも1ヶ月分、理想は3ヶ月分の生活費を手元に確保した状態でスタートすることをお勧めします。

代表 池田

「車体にお金を使い切ってしまって、開業3ヶ月目で生活費が尽きて撤退した」という方を本当に何人も見てきました。車体代だけで資金計画を立てないでください。

自己資金で買うか、ローンで買うか

「キッチンカーは自己資金で買うべきか、ローンを組むべきか」というご相談もよくいただきます。どちらにもメリットがあるので、ご自身の状況に合わせて選んでいただくのが基本です。

自己資金が向いている人

手元に十分な資金があり、ローン返済の心理的負担なく事業に集中したい方には自己資金購入が向いています。毎月の固定費が減るので、キャッシュフローに余裕が生まれます。

ただし、自己資金を全部使い切ってしまうのは禁物です。仕入れや修理、トラブル対応のための手元資金は必ず残しておいてください。

ローンが向いている人

ローンの最大のメリットは、手元資金を残せることです。初期の経営では手元資金の余裕がとても重要で、急なトラブルへの対応や販促活動への投資が柔軟にできます。

具体的な数字をお伝えすると、300万円を7年(84回払い)でカーローンを組んだ場合、金利5.9%で月々の返済額は約4万6千円程度です。月商100万円を達成できれば、利益30〜40万円の中から十分に返済できる水準です。

「金利がもったいない」という考え方は本当に正しいか

「金利を払うくらいなら、お金を貯めてから買いたい」というお気持ちはよくわかります。ただ、ビジネスの観点で考えると、必ずしも正解とは限りません。

たとえば、300万円を自己資金で貯めるのに3年かかるとします。その間に得られたはずの売上と利益を丸ごと失うことになります。一方でローンを使えば、今すぐ事業を始めて3年間の売上を積み上げられます。その差額と比べれば、金利の負担は決して大きくはありません。

さらに、カーローンは銀行融資より審査が通りやすく、早ければ翌日には審査結果が出ます。スケジュールを前倒しにしたい場合にも有効な手段です。

会社員のうちにローン審査を通しておくべき理由

ローンを活用する予定がある方に、強くお伝えしたいことがあります。ローンの審査は、必ず会社員のうちに通しておいてください。

独立してからでは収入の安定性が下がり、審査が通りにくくなることがあります。キッチンカー購入を検討し始めた段階で、まず仮審査だけでも通しておくと、その後のスケジュールが格段に立てやすくなります。

融資という選択肢

カーローン以外に、金融機関からの融資という選択肢もあります。融資はカーローンより金利が低いケースがありますが、審査に23ヶ月かかることが多く、その分スケジュールが後ろ倒しになります。

融資を検討する場合は、日本政策金融公庫(国民生活事業)の「新創業融資制度」が、個人事業主・中小企業向けに比較的使いやすいことで知られています。自己資金が10分の1以上あれば申請できます。

ただし、審査には事業計画書の提出が求められます。準備にそれなりの時間と手間がかかる点も踏まえて、選択してください。

資金計画で失敗しないために

キッチンカー開業の資金計画で最も大切なのは、「車体代だけで計画を立てない」ことです。車体・機材・許認可・保険・運転資金まで、すべてを含めて全体像を把握したうえで、自己資金とローン・融資の配分を決めてください。

弊社では、資金計画のご相談も承っております。ご自身の状況に応じた最適な資金調達方法を一緒に考えさせていただきます。

キッチンカー開業のご相談はキッチンカーの窓口へ

キッチンカーの窓口は、日本で唯一「キッチンカー製作」「出店場所の手配」「資金調達のご相談」「開業後の経営コンサルティング」までをワンストップでご支援している会社です。

代表の池田は、現役キッチンカーオーナーとして業界歴10年以上。月商250万円、出店場所3,500件以上、全国47都道府県の手配実績をもとに、机上の空論ではないリアルなアドバイスをお届けしています。

「まずは話を聞いてみたい」という方は、無料オンラインセミナーからお気軽にご参加ください。具体的にキッチンカーの製作を検討されている方は、個別相談も承っております。