キッチンカーの名前はどう決める?6つのコツと決める方法を解説

キッチンカーを開業するにあたってメニューの決定、移動販売車の準備、営業許可の取得などやることはたくさんありますよね。その中の一つにキッチンカーの名前の決定もあります。

実はキッチンカーの名前によって、売上が大きく変わってきます。では、一体どのようにして名前を決めればいいのでしょう?この記事を読めばキッチンカーの名前の決め方についてのコツを6つにわけて紹介しています。ぜひ最後までお付き合いお願いいたします。

監修者 池田 拓矢

キッチンカーの窓口代表。1990年生まれ。2015年4月にキッチンカーで全国営業を開始し、月250万の売上を上げるまでに飛躍。キッチンカー業者として働いた経験と、苦戦から脱却できたノウハウを活かし、業界に足りていない仕組みを補い業者に寄り添った仲介会社になるべく、2018年9月にキッチンカーの窓口を始動。詳しいプロフィールはこちら

監修者 池田 拓矢

キッチンカーの窓口代表。1990年生まれ。2015年4月にキッチンカーで全国営業を開始し、月250万の売上を上げるまでに飛躍。キッチンカー業者として働いた経験と、苦戦から脱却できたノウハウを活かし、業界に足りていない仕組みを補い業者に寄り添った仲介会社になるべく、2018年9月にキッチンカーの窓口を始動。

目次

キッチンカーの名前を決める6つのコツ

キッチンカーの名前を決めていくときには

1.メニューをイメージしやすい
2.ターゲットにあった名前
3.ひと目で読める
4.スマホなどで入力しやすい
5.オリジナリティがある
6.愛着が持てる

といった6つのことを考えながら進めます。これらのポイントをおさえれば開業が成功に近づくことでしょう。それぞれについては、以下で詳しく解説していきます。

メニューがイメージできる名前にする

このお店ではどんなものが食べられるのか、イメージがしやすい名前にすることをおすすめします。

何も情報を持っていないお客さんが初めて見たとき、〇〇料理のお店なんだな、と想像できるような店名です。例えば実在するキッチンカーの店名で見てみます。NOODLE STAND→麺料理専門、GOOD DOOG→ホットドッグ専門店というように容易にメニューをイメージできます。

命名するときは、既存のお店と名前がどうしても似てしまうことがあるでしょう。そのような場合はショルダーネームをつけることで差別化できます。ショルダーネームとは何を提供するお店なのかを説明する肩書のようなもので、海鮮居酒屋×××、パティスリー△△△といったものです。

ターゲットにあった名前をつける

顧客ターゲットをきちんと考えて、それに合った名前をつけることも重要です。集客したいターゲットは男性なのか女性なのか、若年層なのか高齢者なのかといったことを明確にしておきましょう。

実在する「伝説のすた丼屋」は、その店名からもガッツリと食べたい男性をターゲットにしていることが読みとることができます。

また、厳選したオーガニック食材を使用している、本場から調達した現地の食材を使用している、などあなたのお店がなににこだわっているのか、を考慮するとさらによくなります。

弊社でキッチンカーを製作した「まんぷくキッチンカー様」はガッツリ系のメニューということが名前からも伝わり、お腹いっぱい食べたい若年層に向けたお店ということがわかります。

神奈川県横浜市の【まんぷくキッチンカー様】のキッチンカーを製作させていただきました。

ひと目で読める名前をつける

店名を考えるうえで、店名の読みやすさも大事なポイントです。オシャレで凝った名前を考えるあまり、初見では読めない外国語を使用するのは避けましょう。

読み方がわからないと検索をしようにも難しく、また記憶にも残りません。例えば「Tienda de Mole Poblano」と記載されていても、おそらく読み方と意味はわからないと思います。

ちなみにポルトガル語で「モーレ・ポブラーノの店」という意味で、モーレ・ポブラーノはメキシコの代表的な料理ですが、店名を見てどんな料理なのか理解できる方はごく少数でしょう。

外国語を使用することは問題ありませんが、英語など見てわかるレベルにとどめておくことをおすすめします。「どうしても譲れない」という場合はショルダーネームで説明してあげるのも一つの手です。

スマホやPCで入力しやすい文字を使う

現代の情報収集手段といえば、スマホやパソコンなどからインターネット検索を利用することがとても多いです。検索するさいにスムースに変換できる店名にしておくと、顧客獲得につながりやすくなります。例えば「べジ パラダイス」という名前があったとき、変換は容易です。

一方で、うまく変換できなかった場合には別のお店が検索結果に表示されてしまう可能性があります。また、何度も検索を試してみても目当てのお店にたどり着けないと、検索そのものを放棄してしまうことも。

せっかくの顧客獲得チャンスを逃すことのないよう、店名はスマホやパソコンで入力・変換しやすいものを心がけましょう。

オリジナリティのある名前にする

店名は読みやすさ・わかりやすさが大事ですが、同時にオリジナリティも必要です。業界が同じキッチンカーですと、店名が似通ってくることが多々起こります。同じような名前では競合との差別、区別が難しくなってしまいます。では、どうやってオリジナリティを出すのか?コツは以下の3点です。

1.動詞をつける
2.単語を組み合わせたり順序を入れ替える
3.コンセプトなどの文字列の頭文字をつなぎ合わせる

です。

以下にそれぞれの具体例を紹介します。

1.飲む(動詞)+プリン⇒「呑みたいプリン」
2.驚きを表すoh+おむすび⇒「oh!むすび」
3.みんなをハッピーな気持ちにするクレープ⇒「みんハピクレープ」

など、工夫をすることでオリジナリティを出すことができます。

弊社でキッチンカーを製作した「呑みたいプリン様」は名前からも飲めるほど柔らかいプリンということが伝わり、甘いものが好きな女性や、取引先へのお土産としてのご利用が多いとのことです。

埼玉県川口市の【呑みたいプリン様】のキッチンカーを製作させていただきました。

愛着が持てる名前にする

名前をつける上で大事なことは自分が好きになれて、愛着をもてる名前にしてあげることを意識してみましょう。

例えば、あなたの思い入れのある場所やお気に入りの曲に出てくるワード、ご自身の名前の一部を入れるのもおすすめの手法です。

ゲームやスポーツクラブなどを展開する「コナミホールディングス株式会社」という企業があります。会社名の由来は創業メンバーの上月景正・仲真良信・宮迫龍雄の苗字を並べた「KOuzukiNAkamaMIyasako」を短縮して名付けられたと言われています。店名に愛着が湧けば、キッチンカー運営がますます楽しくなるでしょう。

キッチンカーの名前で避けた方がよいもの

キッチンカーを命名するさいには避けた方がいいものも存在します。キッチンカーの名前を決める6つのコツの中でご紹介した「読みにくい・長すぎて覚えにくい店名」は避けた方がいいです。

具体的には

1.誤解を与えるもの
2.商標登録済みのもの
3.近隣の競合と同じもの

です。

勘違いされそうなもの

店名を見たときに、誤解を与えてしまうおそれのある名前の使用は避けましょう。店名の役割の一つに、見聞きした時にお店の業種をイメージできること、があります。

ある特定の業種を連想させるワードを別業種で使用すると「思っていたのと違った」「ダマされた」などクレームやトラブルの原因になりかねません。例えば「洋ロピアン」という移動販売の店名を見て、洋食が食べられるキッチンカーかと思ったら和食の店だった、といった感じです。

商標登録されているもの

商標とは自社で取り扱う商品・サービスを、他社の商品・サービスと区別するために使用するマークのことで、文字・図形・記号・立体的形状およびそれらの結合で形成されます。特許庁にマークと使用する商品をセットで提出し、認可されると商標登録されます。

登録済みの商標を同じジャンルで使用した場合、商標権侵害となり損害賠償請求訴訟となり刑事事件に該当することも。そのような事態を避けるためご自身が使用したい名前を事前にリサーチしておきましょう。リサーチには特許庁が公開している無料で使える特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)が便利です。

近隣のキッチンカーと同じもの

避けるべき名前の最後のポイントは、近隣のキッチンカーで既に使用されている名前です。商標登録されていなければ、どんな名前をつけるかは基本的には自由です。

しかし、自分が出店しようとするエリアで同じ名前のキッチンカーが存在しているとお客さんは混乱します。結果的に自分のお店を覚えてもらいにくくなり、顧客獲得のチャンスを逃してしまいます。

このような事態を避けるために、事前にどのような競合がいるのか調査してみましょう。SNSなどを使えば、あなたが出店予定としているエリアの競合の店名を簡単にリサーチできるので試してみてください。

キッチンカーの名前を決める方法2つ

最後に、キッチンカーの名前は誰がどうやって決めるか、についてご紹介します。キッチンカーの名前を決める方法は大きくわけて2つ。1つはキッチンカーの運営者自身で決める方法、もう1つはクラウドソーシングサイトで募集する方法です。両者のメリットと、その使い分けについて以下で解説していきます。

運営者が決める

個人経営の店舗名の命名では、店舗運営者または責任者で行うことが一般的となっています。運営者があなた自身の場合、キッチンカー開業への気持ちをそのまま店名で表現できることがメリットです。また、命名を外部へ依頼すると費用がかかりますが、運営者で行うと0円なので節約もできます。

特許庁のほうで店名に使用できない名前のルールはありますが、これらを守りさえすれば問題ありません。

クラウドソーシングサイトで募集する

ここ最近はクラウドソーシングサイトでコンペを行って募集するケースも増えています。複数の提案の中から店のイメージに合うものを選ぶため手間がかかりません。

また、費用も業者に依頼するのに比べてグッと抑えることができるのもクラウドソーシングサイトを利用するメリットです。

フリーランスのコピーライターの中には優秀な方がたくさんいます。命名するさいはこちらもぜひ検討してみてください。

まとめ

本記事ではキッチンカーの名前を決めるコツを6つにわけてご紹介してきました。要点をまとめると

1.メニューをイメージしやすい
2.ターゲットにあった名前
3.ひと目でよめる
4.検索するさいに入力しやすい
5.オリジナリティがある
6.愛着が持てる

です。

それと同時に避けるべき名前として

1.勘違いされる可能性のある
2.商標登録済みである
3.近隣に同名のお店が既にある

でした。これらを踏まえて店名を考えてみましょう。

どうしても自分ではいい案が浮かばないという場合は、外部に委託やクラウドソーシングサイトの利用も有効な手段です。これからあなたが運営していく自分のお店です。自信を持って続けていけるお気に入りの店名を考えてみてください。

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